なるべく簡単にゆでたまごをつくろう
としぁはジジイなのでもう孫がいてもおかしくないということで、“まご”繋がりでゆでたまごをできるだけ手間をかけずに作る方法でも書きたいと思います。ワラ
ゆでたまごを作るときに面倒なところ
適当に検索すると出てくる、一般的な作り方は以下のとおりです。
- 沸騰したお湯に卵をそっと入れる
- 8分前後待つ (お好みの硬さによる)
- 氷水につける
で、面倒なところを洗い出すと以下のとおりです。
- 水を火にかけないといけない
- 沸騰したかどうか見に行かないといけない
- 沸騰してから卵を入れないといけない
- 卵が割れないようにそっと入れないといけない
- 卵を入れたあと8分前後待たないといけない
- ゆでてる途中で割れるとめんどくさい
- 氷水を用意しないといけない
これらのいくつかは改善が可能です。
全員、卵を毎日食べるべき
ここで卵のコラムです。
必須アミノ酸*1 のバランスをスコア化したものに プロテインスコア というものがあります。
卵のスコアは満点の100です。プロテインパウダーなどを除き、あとはシジミくらいしか満点はありません。
その後、基準をゆるくしたアミノ酸スコアというものも生まれました。
こちらではいろいろな食材が満点になっています。基準がゆるいので。
そんなわけで、私は一時期は毎日5個ゆでたまごを食べていました。
安いところなら1パック10個で200円もしないし、みなさんも毎日1個か2個は食べるべきです。*2
固茹でで割れていないゆでたまごなら、常温で数日、冷蔵庫で数週間はもちます。 (参考 : 日本卵業協会Q&A)
調理の工程を改善しよう
火を通さないとゆでたまごはできないので、温めて取り出すところを省くことはできません。
あとは、後で食べる場合は剥きやすくするために冷やす工程も省かないほうが良いでしょう。
まずは1回、強火で水から15分で様子を見る
鍋のサイズや水の量、卵の数など、いろいろな要因で茹で時間は変わります。
なので、ゆでたまごを作る鍋と、水の量、火の強さを決めてしまいましょう。できるだけわかりやすいのがいいです。
ここでポイントなのが、水の量です。
体積 (ml) 基準で決めるのではなく、「卵が7割浸かるくらい」といったように、卵の高さを基準に水の量を決めましょう。*3
そうすると、卵を鍋にぎゅうぎゅうに入れない限りは、卵の数の違いは誤差レベルまで落とせます。
これで実際に卵をひとつ茹でたのを食べてみて、その黄身の様子で次回からの時間を調節してみて下さい。
参考までに、このくらいの鍋でIHの強火 (たぶん200W) に水から16分かけると
こんな感じのゆでたまごになります。
はい、これで
- 沸騰したかどうか見に行かないといけない
- 沸騰してから卵を入れないといけない
の2つの手間が省けました。
割れる卵を茹でない
水に酢を少し入れて茹でれば割れても飛び出にくいという方法もあります。
しかし水から茹でる場合、そもそも割れるような卵を使わなければ、茹でてる途中で割れることはほぼありません。
割れるような卵は主に以下の2つです。
- 購入前や購入後の輸送時の衝撃でヒビが入ってしまった卵
- 卵の殻が薄い部分が線状になっている卵
1は言わずもがなですね。
ちなみに、目を凝らしてやっと分かるレベルでヒビが入っている場合もまれにあるので注意です。
では、2の卵はどういう卵かというと、光に透かすとよくわかります。
こういう卵です。これも割れる可能性が高い卵です。
2の卵は割れても飛び出ないことが多いですが、これらの卵はなるべくゆでたまごに使わないようにしましょう。
というわけで
- 卵が割れないようにそっと入れないといけない
- ゆでてる途中で割れるとめんどくさい
の2つの手間が省けました。
水からゆでれば割れても飛び出ることはない
ちなみに「保存しないから割れてもいいけど飛び出るのは嫌」という方こそ、水からゆでましょう。
そもそも卵が飛び出る原因は、熱湯に卵をいれることにあります。
熱湯に卵を入れると表面だけ先に固まり、固まった表面と固まっていない中身の2層に分かれます。
熱を加えると卵は若干膨らむのですが、固まりかけの表面だけではこの圧力に耐えきれません。
そのため、殻にヒビなどの弱い箇所があると小さな破裂を起こし、まだ固まっていない中身が出てきてしまいます。
一方で、水からゆでた場合は表面から内側までゆっくり固まっていくため、固まり具合の違いで破裂して中身が飛び出ることがありません。
氷水の代わりに流水でよくない???
これは別に氷水ではなくても良いです。
茹でるのに使った鍋に冷たい水道水を流し込み続け、5分以上放置しておけば、だいたいいい感じになります。
あとは冷蔵庫に入れておけばいいです。
水道を出しっぱなしにするので、放置し過ぎにだけ注意です。
最終的な作り方
ここまで、いろいろと工程を改善してきた結果
- 卵を水に入れて15分前後待つ (お好みの硬さによる)
- 適当に流水にさらす
これだけになりました。
合間合間の細かな手間はほぼ全部無くなりました。
時間も15分前後に伸びたことで、逆に暇つぶしの選択肢が広がったと言えるでしょう。
おすすめのゆでたまごケース
ここでCMです。
お弁当にゆでたまごをよく持っていっているのですが、Lihit lab. のプニラボシリーズのペンポーチがゆでたまごを入れるのにピッタリで、まじでおすすめです。
厚めのシリコーンゴム素材で衝撃からある程度ゆでたまごを守ってくれるし、丸洗いも可能です。
普段は100均のソース入れに入れたクレイジーソルト*4 と一緒に、殻をまとめる用のポリ袋に入れ、これらをポーチに入れてバッグにつっこんでます。
ハーフサイズのポーチ、ペンポーチ、微妙に大きいペンポーチ BIG があります。
文房具屋で取り扱っています。
写真はポーチとペンポーチです。
一旦沸騰させるのなんでなん!?
沸騰させてから入れる記事が多い理由です。
上の方でも言いましたが、鍋のサイズや水の量、火の強さで沸騰までの温度の上昇割合は変わります。
つまり、沸騰前から卵を入れてしまうと、キッチンの環境によって卵の固まり始める60℃に達する時間が変わってしまうことになります。
一方で、沸騰してから卵を入れれば、全員が一律で100℃のお湯に卵を入れることになるので、環境に左右されずに卵を固めることができます。*5
これが、沸騰してからの記事があふれている最大の理由です。
全員が失敗しないようにするために、全員が少しずつ損をする、そういう構図になっているのです。
でもゆでたまごごとき、全員全く同じ方法で成功する必要なんか一切ないので、とっとと自分だけ通用する楽な方法を見つけてしまいましょう。というわけです。
さいごに
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